★CDTV-neo★ 2002.4.26OA
Neo刑事の歌う大捜査線 『hiroの「love you」事件を追えの巻』(前編)

hiro、本名:島袋寛子。沖縄県生まれの18歳。4月17日New Single「love you」をリリース。
現在ヒットチャートをばく進中。
待てよ、新曲のタイトルが「love you」どうしても会いたい人がいる。
ま、まさか、男じゃねえだろうな!むむむむ許さん!
俺のhiroちゃんをたぶらかすのは何処のどいつだ!逮捕してやる〜!




13:44 麻布十番商店街
刑事「ようし、麻生十番に到着 まずは操作の基本張り込みだ」
−−−地下鉄の駅の裏の方からhiroちゃん登場−−−
hiro「さむっ あさぶじゅうばん」
刑事「おっ、いたっ!さっそく尾行開始だ。気付かれないように慎重に。
    しかし、hiroちゃんはどこに行く気なんだ」
−−−目的地に着いたと思われるhiroちゃん−−−
hiro「おっと・・・」
刑事「ん?あの店は。麻生十番に店を構えるたい焼き屋の老舗『浪花屋』
   子門真人が歌って空前の大ヒットをとばした『およげたいやきくん』のモデルにもなったお店
   さくさくの皮と程良い甘さのあんこが絶妙のハーモニー。
   hiroちゃんはいったいここで何を・・・」
hiro「たい焼き・・・を〜、んと10個、20個」
店員「箱にお入れしますか?」
hiro「はい、お願いします」
店員「はい、じゃどうぞ」
−−−店内で食べれることを見つけて−−−
hiro「ここで食べれる。あ〜、いたっだきま〜す。あつい。・・・うまい!これだったら、喜ぶかな」
−−−たい焼き屋を後にし、歩き出すhiroちゃん−−−
hiro「よしっ、次だ」
刑事「むむっ、いったい誰にあげるんだ。俺も食いてえぞ。
   お〜っと、今度はどこ行くんだよ。しかし、腹へったな、え〜。
   お〜っと、あぶあぶ。気付かれるとこだったよ。危ねえ。
   ああ〜っと、あぶねえって。二度見とは意外と慎重だな〜、おい」
15:10 東京駅
刑事「次は東京駅、新幹線に乗るのか、それとも誰か向かえに行くのか
   あらっ?大丸に入っていくぞ。またお土産を買うのか?」
hiro「わ〜、いっぱいだぁ〜。なに買えるかなぁ〜」
−−−大丸の中に立ち並ぶ和菓子屋を見て−−−
hiro「おいしいかなぁ〜?」
−−−ある一軒の和菓子屋の前に立ち−−−
hiro「すいませ〜ん!雪うさぎを1つ」
店員「お一つで」
hiro「は〜い」
刑事「某テレビ番組で殿堂チャンピオンとなった和菓子職人、高橋弘光氏のお店『白妙』
   日本の四季を感じることができる和菓子屋。
   情報屋サブのたれ込みによるとhiroは和菓子好き」
hiro「おいしいかなぁ」
−−−立ちながら雪うさぎを食すhiroちゃん−−−
hiro「やばい!」
−−−すかさず、『白妙』へ戻るhiroちゃん−−−
hiro「すいません。雪うさぎって1箱どれぐらい入ります?」
店員「ええとですね。6個ですね」
hiro「6個。それのもうひとつ上だと何個入ります?」
店員「ええと、12個」
−−−雪うさぎをほおばり、声にならないhiroちゃん、人差し指を1本出す−−−
店員「おひとつで」
−−−うなずく、hiroちゃん−−−
店員「おみやげよう・・・」
hiro「あっ、お土産用で!」
店員「よろしいですか。はい」
−−−雪うさぎを持ち、他の和菓子屋の前で−−−
hiro「これ食べてもいいですか?」
刑事「たい焼きに和菓子。ずいぶん和風だな。いったい誰にあげるつもりなんだい」
−−−hiroちゃんは、尾行にも気付かず和菓子を口にほおばって−−−
hiro「ぅうまい!」
刑事「で、次は冷凍みかんでも買って新幹線に〜。わぁ〜っと、タクシーかよ。おい」
16:20 渋谷
刑事「こんな渋谷みたいな人の多いところで何の用なんだ。えっ、むむむむっ、東急ハンズ」
−−−ジム用の商品の前に書いてある注意書きを読むhiroちゃん−−−
hiro「危ないので1人で乗らないでね」
−−−左足で安定を確かめ、右足までも乗せ、器具を試してしまうhiroちゃん−−−
刑事「むうっ、こいつは1人で乗ると危ないのに乗りやがって。現行犯逮捕だ。
   ややややや、ここは大目に見ておこう」
−−−先ほどの器具を降り、他のジム用品を物色しながら−−−
hiro「ん〜ん、いいなぁ〜」
−−−サンドバックに小刻みにジャブを打ち、ジム用品コーナーを後にする−−−
hiro「ほしいなぁ〜」
−−−そして、やってきたのは画材用品売り場−−−
hiro「ふ〜ん、おっ」
−−−レジにて順番待ち−−−
刑事「おっ、時計を見たぞ。そろそろ約束の時間か?
    しかし、たい焼きに和菓子にペンキ全くわからん」
17:15 代々木公園周辺
刑事「hiroちゃんはいったい何をしようとしてるんだ?おっ、ここは〜。」
−−−建物の中に入っていくhiroちゃん−−−
hiro「こんにちは〜」
刑事「なに、東京衣装?テレビや舞台用の衣装を製作するのは、この東京衣装。
    いつもお世話になっております。いったいhiroちゃんはここで何をしようと・・・」
hiro「お願いした例のやつを見せてください」
−−−たい焼きを置こうとしたが−−−
hiro「だめだこりゃ、ここに置いちゃ」
−−−例の衣装が出てきて−−−
hiro「うわぁ〜わ、見ていいですか、ちょっと。ぁあぁ。わぁ、すごい ぁあ、すごい。すご〜い」
−−−表れた衣装は、腕に銀と赤で鳥の羽のようにデザインされたきらびやかな着物−−−
hiro「ありがとうございます。お願いしたとおり。」
刑事「どうやら自分でデザインした着物のようだなぁ」
hiro「わぁ、すごい」
刑事「しかし、あれをどうするんだ?新曲の衣装か?それともコスプレ?」
代々木公園
−−−上着を脱ぎ何かしようとするhiroちゃん−−−
hiro「まあいいや。よし!」
−−−筆にペンキを付け、広げた着物に何かを書こうとするhiroちゃん−−−
hiro「こわいなぁ〜」
刑事「着物に何か書いたぞぉ〜。マイリトニー?」
hiro「かんせい〜。きたなっ。まっいっか、がんばったから、着てもらえるといいな。行くか」
刑事「プレゼントか?たい焼きに和菓子に着物。お〜、外国人が喜びそうな物ばかりだな」
18:30 渋谷公会堂前
刑事「ここは渋谷公会堂だなぁ。何だこの人だかりは〜。ここで何が始まるんだ?
   なんかhiroちゃんも緊張してるようだが〜。何だこの歓声は?
   あ〜、あっ、あの金髪のかわいこちゃん誰だっけ?」
ブリ「ブリちゃんです」
hiro「わあははははっ」
刑事「ブリちゃんですって、あっ、まさか」

「そうなんです実はhiroちゃんが会いたかった相手というのは、アメリカのスーパースター、
 ブリトニースピアーズ。
 今回主演映画ノットアガールのプロモーションと東京ドームでのライブのために
 来日した彼女に同世代のアーティストとして共感するhiroちゃんが
 日米歌姫対談に駆けつけたんです」

刑事「なぁ〜んだ、そういうことかよ」